
Y様邸のお庭には元々モルタル製の小川と池があったのですが、モルタルがひび割れし水が貯まらない状態が長く続いていました。
綺麗にお手入れされた立派な庭園なのですが水辺の部分だけが残念な事になっており悲しい思いをされていたようです。
修復するのであれば再び水漏れが起きないようにと専門業者を探されたところ当社のホームページを見つけていただき遠く北九州からご依頼をいただきました。
現場の状況を画像で拝見すると小川の周りに大きな岩組が施されており、これらを動かして一から作り直すことは困難でした。
そこで、既存の小川や池の形状をプラスチックダンボールに書き写した型紙をお送りいただき、既存の形状通りにユニットを製作し現場に運搬・設置するという方法で修復を行うことにしました。

アトリエで製作したのユニット

既存の小川や池は地元の造園業者様に撤去していただき、その場所に当社から運搬したユニットを当てはめるという工程で、わずか2日間で修復工事を完了することができました。

ユニット設置完了直後の様子

工事が完了した後も時折近況報告をいただいておりましたが、修復工事から約3年経ったある日、以下のようなメールをいただきました。
汐様
ご無沙汰しております。私は昨年の3月に退職しまして、
ほぼ1年間立ちました。やっとこちらも春らしくなりました。
ビオトープの写真を送らなければならないと思いそのままでした。
今日写真を撮ってみました。うまく撮れません。すみません。
でも素晴らしいことに6月から飼い始めたミツバチさんの水場
になっています。ミツバチだけでなく小鳥も水浴びに来るんですよ。
ビオトープのせせらぎとミツバチと梅の花を楽しんでいます。
汐さんのおかげです。ありがとうございます。
2025.3/23 北九州 Y
修復工事から3年後の様子
Y様はお仕事をリタイアされ、現在はビオトープにやってくる生物たちを眺めながらのんびりとビオトープライフを楽しんでいらっしゃる様子が目に浮かびます。
お手入れもまめにされているようで、小川や池がすっかり自然に溶け込んでいます。
3年経った今でもお便りを頂戴し、何よりもY様がビオトープを大切していただいていることを大変嬉しく思います。
これらからも末永くビオトープライフを楽しんでいただけると幸いです。